結婚指輪はいつから使われるようになったのか? - 手作り結婚指輪ガイド 九州編

HOME » 指輪ガイド九州編 » 結婚指輪はいつから使われるようになったのか?

結婚指輪はいつから使われるようになったのか?

結婚指輪の起源はローマにあり

左手薬指にはめる結婚指輪は、今は当たり前のように広がっています。しかし、いつから結婚指輪がはめられるようになったかについては、意外と知られていません。結婚指輪がいつから使われるようになったかは諸説ありますが、9世紀頃には既に用いられていたそうです。
9世紀当時のローマ教皇は、「指輪をはめていると結婚した証になる」と認めたとの話があります。また「花婿は花嫁に金の指輪、花嫁は花婿に銀の指輪を交換した」という記録も残っています。その後結婚指輪は普及し、13世紀頃になると一般的になりました。

日本で結婚指輪が始まったのは?

ヨーロッパで結婚指輪が一般化した13世紀頃、日本は鎌倉時代です。鎌倉時代は武士が猛威を奮っていた時代でありながら、礼節を非常に重んじる結婚形式となっていたようです。しかし礼節を重んじてはいたものの、結婚指輪が用いられたという形跡はありません。
日本で結婚指輪が用いられたのは、明治時代になってからのことです。江戸幕府が倒れて明治時代になると、西洋の文化が日本へ一気に流れていきました。日本へ流れた西洋文化の中にあったのが、結婚指輪です。結婚指輪の広告は明治終わりに見かけるようになり、大正時代になると一般的になりました。

婚約指輪はいつから?

ちなみに婚約指輪がいつから始まったのかと言うと、諸説はありますが古代ローマ時代には既に存在していたと言われています。結婚をして指輪をはめた者は純潔を守らなければならず、もし破ってしまうと罰せられるという、おっかない決まりがあったのです。なお現在のように婚約指輪にダイヤが使われるようになったのが、15世紀になってからです。当時の貴族が婚約する際、女性に贈った指輪にダイヤモンドがあしらわれていたそうです。
なお日本で婚約指輪が広まったのは、昭和になってからのことです。ジュエリーブランドが打ち出した婚約指輪のCMに火がつき、一気に広まりました。日本では、結婚指輪よりも婚約指輪の方が後になって伝わったのです。